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  • 浄化槽のこと

浄化槽漏水修理

浄化槽の定期点検にお伺いしたときに、曝気槽の水位低下がみられましたので、本体破損による漏水と判断し、先日修繕工事をさせていただきました。

まずは浄化槽内の汚泥引抜&清掃作業から始めます👍

どうしても1日では修繕作業が終わらない現場もありますが、基本的にはお客様の生活に極力不便をかけないように修繕作業は1日で完了させるようにしています。従いまして、修繕工事当日は朝早めにお伺いして速攻で作業を始めます。

汚泥引抜作業中にも時間がもったいないので、同時進行で汚泥が残ってる浄化槽の中に入ってう〇こにまみれて槽内の部品の引き上げを行います😭(画像ありますけど閲覧注意なので載せるのやめときました。)

嫌気濾床槽第2槽と接触曝気槽間の仕切板も破損していましたので、その修繕も同時に行います。浄化槽の中から伸びている腕は決して怨霊の類のものではありませんのでご安心ください。(僕の腕です。)

嫌気濾床槽第2槽の濾材をすべて引き上げて槽内洗浄中の図。

曝気槽の接触材もすべて引き上げます。頭や首や背中に何かしら乗ってますけど見なかったことにしてください💦

曝気槽と沈殿槽間の仕切板のキワでタテにバックリ亀裂が入ってました。この浄化槽は設置されて25年くらい経っているもので、おそらく周囲の土圧の変化による浄化槽本体のねじれが原因と思われます。

こっちも割れてます( ;∀;)

そっちも割れてます😢

あっちも割れてます😢😢😢

修繕作業に入ります。

まずは亀裂が入っている末端部に亀裂止めと槽外からの戻り水の逃げを作るために10mmのドリルで穴をあけてから亀裂周辺部のFRPを60番から100番程度のサンディングペーパーで削りまくります。その後、ジョイナー(二液性水中パテ)を亀裂部に充填してある程度硬化するのを待ちます。


その後、ポリエステル樹脂とガラスマット他を使用してFRP補修作業を行います。下のほうの一部茶色く変色した部分はポリエステル樹脂に対して硬化剤を多めに入れたので発熱して焼けた状態です。本来はこんな色になってはいけないのですが、これは意図的にやってます。・・・状況に応じて色々コツがあるんです。

FRP補修作業が終わったら修繕前に取り出したパーツを戻していきます。

戻すときには補強しながら戻していきます。

修理とは関係ないですが、この接触材がよろしくないんですよね。網状になっているので曝気槽の旋回流で接触材が洗われて生物膜がほとんど付きません=放流水質が比較的よろしくない。

全部戻して作業完了です👌この現場の場合は夕方からはおうちの方には普通に水を使っていただいて、翌日規定水位まで水張りを行いました。水張りも現場の状況次第で考えます。

以上、浄化槽の修理状況をパパっと紹介させていただきました。こちらといたしましてはあまりやりたい作業ではありませんし、お客様からいたしましても10数万円の修繕費用が掛かるお話ですので、お客様の浄化槽が極力壊れませんようにと毎日神様に祈りを捧げる今日この頃。

ということで、

宇部市の浄化槽維持管理は(有)西日本環境サービスへ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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